日本史新書 偉人列伝 聖徳太子編
【聖徳太子】という男
こんにちは、日本史大好き大学生metasekoiaです。今回は存在自体が怪しまれている謎
多き偉人、聖徳太子について紹介していきます。
目次
1.聖徳太子とは?
聖徳太子は飛鳥時代の摂政で、用明天皇の皇子です。本当の名前は厩戸王と言います。
また、冠位十二階や十七条の憲法の制定、遣隋使の派遣などを行ったことで広く知られ
ています。さらに、「三経義疏」を書いたり、法隆寺・四天王寺の建設をしたりなど
、仏教に関することにも多く貢献しました。
2.聖徳太子の主な活躍
1.冠位十二階の制定
冠位十二階は、603年に制定された冠位制度のことです。冠の色によって階級を区別し
ていました。また、冠位十二階の制定により今までの世襲的な人材登用とは一風変わ
り、個人の能力にあった、新しい人材登用が可能となりました。
2.十七条の憲法の制定
冠位十二階と同じころに制定された17ヶ条の憲法のことです。憲法と呼ばれはしていま
したが、一般的なことを述べたもので、当時の官人などの態度や規範を説いたもので
す。
3.遣隋使の派遣
遣隋使とは、当時かなり進んでいた隋に日本が派遣していた使いのことです。聖徳太子
は、遣隋使を派遣することで、隋と仲良くし、アジア内での立場を強化しようと試みた
と言われています。
3.聖徳太子の偉人エピソード
最後に聖徳太子の偉人エピソードを紹介します。
〇10人の話を同時に聞くことができる。
これはかなり有名なものですよね。10人に同時に質問をされて、すべてに的確なアド
バイスをしたというものです。
しかし、これは後から聖徳太子を神格化するために作られたエピソードとも言われて
おり、本当かどうかは定かではありません。もし、事実なら人間業ではありませんよ
ね。
〇多くの予言をしている
聖徳太子は「未来記」と「未然本記」というものを書いており、この2つに予言を記
していたと言われています。
例えば、都が東京に遷都されることや黒船の襲来、さらには21世紀に日本に大きな災
害が降りかかることなどが挙げられます。
最後の予言はもしかしたら、コロナウイルスのことを言っていたのかもしれないと考
えるとゾッとしますよね。
いかがだったでしょうか。今回は謎多き偉人、聖徳太子について紹介しました。何千年
も前の人物なのにこれだけ多くの人に知られている人は中々いないと思います。また、
聖徳太子の予言には驚かされましたね。今後も様々な偉人について触れていきたいと思
います。最後まで見ていただきありがとうございました。